ソフトバンク光BBユニットをASUS製高速ルータ(RT-AC85U)に交換して簡易クラウド(NAS)環境を構築したメモ
こんにちは、のっちです。
今回は家のWi-Fi環境の改善を行ったのでメモとして書いておきます。
今まではソフトバンク光でレンタルしたルータを使っていたのですが、ASUS製のルーターに替えたところなかなか高速で安定しているのでオススメです。
この記事は
- 家のWi-Fi環境に不満がある人
- (特に)ソフトバンク光BBユニットが遅い、不安定だと不満がある人
- 家のデータ管理をもっと便利にしたい人
に役立つ内容になってます。
僕は人並み程度のパソコンスキルなのでそれほど難しい話もありません。
ぜひおうちのWi-Fi環境の改善に役立ててもらえればと思います。
テレワーク充実のためWi-Fiルータを高性能化したメモ
— のっち(りば) (@libatei_climb) June 9, 2020
・ソフトバンクのルータは無線が不安定
・ルータを市販のものに交換すればOK
・某レビューサイトではASUSのルータがソフトバンクの代替にならない、とあったが普通に使えた
・設定はワンボタン、とはいかないが簡単
・快適な無線は精神衛生上重要
ソフトバンク光BBユニットが遅い
我が家はソフトバンク光+ソフトバンクで契約したスマホを使っています。インターネット回線とスマホの契約業者を同じにすることで割引を適用してもらっています。光コラボのキャンペーンですね。
ソフトバンク光の契約時に貸し出しされたのがNTTの光回線終端装置(ONU)とソフトバンク光BBユニットです。ソフトバンクはインターネット回線業者ではないので、回線自体はNTTのものを借りるわけです。
このレンタルしたソフトバンク光BBユニットなんですが、無線接続が安定しません。1日使っていると何度も接続が切れてしまいます。ルータの目の前で機器を使っていてもダメ。調べてみると同じように困っている報告を見つけることもできました。
この原因は光BBユニットの無線機能がイマイチなためのようです。有線接続は安定していて問題なく使えます。あくまで無線接続だけがダメなようです。
無線機能はイマイチだけど、光コラボの契約だしソフトバンクの装置を使わないとダメだろうなあ、と思っていたんですがルータを市販のものに変えても問題ないようです。
今回はソフトバンク光BBユニットを市販のルータに変えて使ってみました。
ASUS RT-AC85Uを購入して使ってみた
ルータはASUS製のRT-AC85Uにしました。Wi-FiルーターといえばバッファローやELECOMが一般的ですが、今回は初めてASUSのルーターにしてみました。選んだ理由としては
- 無線が安定していて高速
- トレンドマイクロ社製のセキュリティ(AiProtection)が使える
- 簡易クラウド(NAS)機能に対応
- デザインがよい
です。記事執筆時点で8000円くらいだったのでWi-Fiルータとしては少し高めでしょうか。
結果としてはソフトバンクのものに比べて高速で安定してますし、NASも問題なく使えています。とても満足です。こちらが僕が購入したものです。


RT-AC85Uの初期設定方法
海外メーカーの製品なので初期設定は難しいかと思っていましたが、それほど難しくありませんでした。
下記にやったことを書いておきます。基本的にマニュアルに従えば問題なくできました。
- ソフトバンク光BBユニットを外してRT-AC85Uを接続
- 手持ちのPCから無線を検索して接続
僕の手持ちのPCにはLANポートがなかったので無線でセットアップをしました。
PCがない場合はスマホのアプリでもセットアップできるようです。こちらもマニュアルに記載あり。 - 設定画面で管理画面のIDとパスワードを設定
任意のIDとパスワードでOK - プロバイダから提供されているIDとパスワードを入力
今回はソフトバンクから提供されているものを入力します。契約時にもらった紙を探しましょう。 - 各Wi-FiのSSID(パスワード)を設定
これだけでインターネットに接続できました!
ブラウザの設定画面もわかりやすく、マニュアルも日本語でわかりやすかったです。
管理画面はこんな感じです。あまり必要ありませんがCPUやRAMの使用状況もわかります。
AiProtectionもこの設定画面からONにできました。

家庭内クラウド(NAS)をやってみた
インターネット接続の設定はひとまず完了しました。
ここでもう1つの目的であった家庭内クラウド(NAS)にチャレンジしてみました。
NASとはWi-Fiのネットワーク内でUSBメモリやHDDなどを共有化するシステムのことです。
例えば写真や動画を保存している外付けのHDDをNAS化することでWi-Fiにつないでいる端末なら無線で簡単にアクセスできるようになります。スマホとPCのデータのやり取りも簡単になりますね。
これまで僕は写真や動画を外付けのHDDにすべて保存していたのですが、いちいち有線で接続するのが面倒でした。また、スマホのデータをHDDに入れる場合もいったんPCを経由しなければならずかなりの手間。HDDをNAS化することでこれらが解決できます。
外付けHDDのNASのやりかたは2つあって、
- NASに対応したルータ+普通の外付けHDDを使う方法(今回はこちら)
- 普通のWi-Fiルータ+NAS対応HDDを使う方法
があります。実は2番目の方法は今回のルータを購入してから気づきました。こちらはLANポートがついていて、ルータからWi-Fiへ接続することでWi-Fi内で共有できるようになるみたいです。
また、NASに対応していない普通のルータ+普通の外付けHDDではNAS化できないのでご注意ください。
NAS対応ルータに外付けHDDをつないだけど認識しない
RT-AC85Uの背面にはUSB3.0に対応したポートが1つあります(上の写真参照)。さっそく手持ちのHDDをつないでみたのですがうまく接続できない…。機器の名前は認識されているんですが、アクセスできない。
いろいろ調べたんですが、僕の環境では以下の対策で接続できるようになりました
- SMBv1の設定を許可にする
(NAS化にはSambaというシステムを使うのですが、Win10だとデフォルトで無効になっているようです) - HDDのフォーマット形式をルータが対応しているものにする
この2番目が盲点でした。NAS化するためにはHDDが対応したフォーマット形式である必要があります。
フォーマット形式はデータの格納方式の種類で、これによって1つのデータの最大容量などが決まります。フォーマット形式はHDDを中身を全消去すれば変えられます。
手持ちのHDDを調べてみるとexFATというRT-AC85Uが対応していない形式でした。
ということでHDDのデータをいったん他の場所に移し、フォーマット形式をNTFSに変更。ようやくWi-Fiを通してHDDにアクセスできるようになりました。
メーカーからNAS機能で対応しているフォーマット形式の情報は公開されているようです。今回はこちらのページを参照しました。(RT-AC85UのexFATの列を見るとN/Aで非サポートですね)
https://event.asus.com/2009/networks/disksupport/
NAS化したHDDはとても便利ですね。スマホで撮った写真・動画をWi-Fiを通してHDDにすぐ格納できます。PCでHDDの中身を見るときも有線接続しなくてよいので気軽に見れます。
これは写真・動画整理もはかどりますね。僕と同じようにスマホやノートPC+データまとめ用に外付けHDDを使っている人には特におすすめできますね。
まとめ
ということで不安定だったソフトバンク光BBユニットをASUS製RT-AC85Uに交換し、RT-AC85Uの機能で外付けHDDをNAS化したメモでした。HDDのNAS化はいったんやると抜け出させなくなるほど便利ですね。
ソフトバンク光BBユニットの不安定さで悩む人はぜひ市販ルータへの交換を試してみてくださいね。
今回僕が買ったのはこちらのルータです。
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