クライミング上達にまつわる俗説まとめ

2019年3月3日

東京オリンピック種目にも採用され国内で盛り上がりが広がるクライミング界。
クライミングジム、クライミング人口も急激に増加を見せています。

ですが、クライミングはサッカーや野球に比べればまだまだマイナーなスポーツ。
上達するための練習法やトレーニングなどが確立されているとは言えません。
強いクライマーに学ぼうと思っても、人によって言うことはばらばらです。
これは、クライマーごとに身長・体重や筋肉量などが違って、最適な上達方法が異なるということも原因かもしれません。

この記事では、上達のために必要なことと言われる俗説について実際にクライマーから聞いた話を集めていきます。
(随時追加していきます)

とにかく限界グレードの課題に取り組め

最初のクライミング上達説はこれ。
「とにかく自分の限界グレードの課題に挑戦し続けろ」という教えです。
めちゃめちゃシンプルですね。
たしかにこの説は一理あると思います。

限界グレードの課題で壁から落ちる時、筋肉は最大の出力をしています。最大出力中に落ちるので、筋肉負荷は極大です。
そんな課題に挑戦しつづけるということは筋肉を最大負荷でいじめ続けることと同じなのです。
すぐに筋肉は限界を迎え、筋肉痛&筋肥大のサイクルに入ります。
これを続けていけば筋力的には強くなりそうですね。
クライミングを始めたころはこれを繰り返すだけで筋肉や指の保持力が上がっていきサクサク限界グレードを引き上げていけます。
(ある程度のところで上達のスピードは遅くなると思いますが)

これが限界グレードではなく適正なグレードを繰り返し登った場合はどうでしょうか。
完登できる課題ばかり登っていても筋肉の最大出力&最大負荷は出ません。
むしろ一度登れた課題はムーブが洗練されて無駄なパワーを使わなくなるのが普通です。
なので、適正グレードを登っていると、筋肉的には強くなりませんが、ムーブは巧くなります。

ということで、上の説と合わせると、

「(筋肉や保持力的な意味で)強くなりたいなら限界グレード、(ムーブを上達させたいなら)適正グレードの課題に打ち込め」

という感じになります。
筋肉や保持力の強さとムーブの巧さは上達にはどちらも欠かせません。
より自分に足りないものを見極めて打ち込む課題を考えることこそが重要かなと思います。

雑学

Posted by りば